​切れ味とデザイン力で世界へ

黒﨑 優

YU KUROSAKI

福井県鯖江市出身。黒﨑優氏は、腕に覚えのある越前の包丁鍛冶のなかでも人気、実力ともにトップクラスの若手鍛冶です。平成31年3月、39歳の若さで伝統工芸士になりました。

機能美を備えた完成度の高い洋包丁やカスタムナイフなどを数多く世に出しています。そのデザイン性の高さは北米やヨーロッパを中心に目の肥えたシェフから圧倒的な支持を受けています。

9000本を超す注文を抱えながらも持ち前の明るい性格で、日々精力的に鍛造に励んでいます。テレビや雑誌などメディアへの出演も数多くあり、芸能人やプロスポーツ選手にも愛用者がたくさんいます。氏のサイン会には海外のファンが列をなして並ぶほど。近い将来、間違いなく日本の刃物界を牽引する名匠になるでしょう。

TV出演歴(主だったもの)

●NHK ひるぶら

●テレビ朝日 日本のチカラ

●テレビ東京 昼メシ旅 など

その他、​経歴や受賞歴等の詳細は公式ホームページをご覧ください。

仕上がりの美しさに定評

加藤 義実

YOSHIMI KATO

鯖江市出身。加藤義実氏は、黒﨑優氏が師と仰ぐ加藤弘氏の義理の息子さんです。義実氏は以前、建築会社でプロジェクトマネージャーのポジションについていましたが、結婚を機に鍛冶職人の道に入りました。

熟練するには長い時間のかかる鍛造技術を比較的短期間でマスター。現在はカトウ打刃物の代表を務めています。抜群の切れ味もさることながら、墨流しに代表されるブレードの仕上がりの美しさで見る者を魅了します。完成度の高さに定評があり、海外の根強いファンも数多くいます。

アスリートでもあり、越前市の陸上大会に毎年参加しているそうです。​誠実な人柄と確かな技術で越前打刃物界を代表する名鍛冶の一人です。

片刃包丁のスペシャリスト

​北岡 英雄

HIDEO KITAOKA

出刃や柳刃など片刃の鍛造が専門。北岡刃物製作所の3代目鍛冶で、タケフビレッジのなかでは唯一の片刃専門職人です。

 

和食ブームなどの影響により海外でも和包丁の注目度が年々高まっていて、西欧を中心に海外のシェフからも注文が数多く来ています。特に墨流しシリーズが人気で、柳刃包丁は日本刀を彷彿とさせます。出刃包丁も重厚感があり、気品溢れる仕上がりになっています。

北岡氏の包丁を手にするには半年以上待つことも珍しくありませんが、それでも注文は後を絶たないそうです。一本一本ていねいに造り込まれた包丁は美しく、まさに伝統工芸品といった雰囲気が漂います。北岡氏の作品に惚れ込んだファンにとって、半年間の”おあずけ”はそう長く感じないでしょう。

走り続けるナイフ界の巨匠

佐治 武士

刃物鍛冶の第三代目当主。20代のころ早くも頭角を現し、44歳で伝統工芸士になりました。和式ナイフの第一人者と言われており、この世界で知らない人はいないというほどの重鎮です。

30年以上のナイフ作りの経験を生かし、近年は包丁製作にも意欲的に取り組んでいます。デザインセンスが抜群で創造力があり、シンプルなのに斬新。氏の包丁には誰も真似のできない独特の世界観が漂っています。

70歳を過ぎたいまでも、毎日朝早くから工房に出て黙々と鍛造に励んでいます。衰え知らずのナイフ界の「巨匠」は、今日も走り続けています。

TAKESHI SAJI

KAZUO NOMURA

次代担う佐治打刃物のリーダー

​野村  和生

福井県越前市出身。30歳のとき、包丁鍛冶を志します。佐治武士氏に師事し、同氏から徹底指導を受け、鍛造技術を修得しました。現在は株式会社佐治打刃物の社長として同社を牽引しています。

野村氏は包丁鍛造の傍らナイフ製作も意欲的に取り組み、「野村作」の銘切りで数多くの作品を世に送り出しています。フォルムの美しさやブレードの仕上がりは定評があり、全国トップレベルのナイフショーで受賞歴もあります。海外での鍛造デモンストレーションなど、越前打刃物のプロモーションも積極的に行っています。

今後、越前打刃物界全体を背負って立つキーマンの一人です。

​山本 直

卓越した技術と​溢れる創造力

大阪府豊中市出身。将来手に職をつけたいと18歳で越前鍛冶の道に入ります。

「越前丸勝」の名で知られる浅井打刃物製作所に入門。名匠、浅井正美氏のもとで鍛造技術を学びました。現在は一般家庭向けの包丁からカスタムナイフまで、幅広く製作しています。

卓越した技術を身に付け、創造力を生かしたナイフ製作も行っています。平成25年のオールニッポンナイフショー in 神戸では、魚の骨をモチーフにしたインテグラル鍛造ナイフでアルス賞を受賞。同年、山本打刃物を創設し、独立しました。

平成31年3月、39歳の若さで伝統工芸士に。注文を数多く抱え多忙な日々を過ごしながらも、休日には趣味の釣りで心身をリフレッシュしているそうです。